瑞穂区東部・西部いきいき支援センターのできごとや紹介をしたいと思います。


by mizuhoikiiki

認知症質問コーナー~質問⑦「外国での認知症対策」~

質問⑦:外国(先進国)では、どのような認知症対策がされていますか?特色のあるものを教えてください。

回答⑦:調べればたくさんあると思いますが、語学に不明瞭(?)で、詳細に探し出せませんでしたが、可能な範囲でご紹介します。
 先進国の共通認識として、各国今後認知症の方がますます増えることを踏まえ、「国家的な行動」「全国プログラム」など銘打って各々戦略を立てていますが、具体的には地域文化や団体の独自性を生かした地域・団体レベルでの支援が行われています。以下、主に民間の専門職機能の一部紹介します。
 デンマークには「認知症コーディネーター」、オランダには「認知症ケースマネージャー」がいます。地域の認知症の方を個別に担当し、疾患の恐れから亡くなられる、または施設入所までの一貫した支援、多職種コーディネート、介護職員の指導などを行っています。その上級資格である「認知症コンサルタント」もあります。日本でも認知症ケア学会による「認知症ケア専門士」、日本認知症コミュニケーション協議会による「認知症ライフパートナー」、職業技能振興会による「認知症ケア管理指導士」などがあり、また自治体独自に「認知症コーディネーター」を育成しているところもありますが、日本のケア専門職の役割や位置付け、業務内容は他国のそれと異なり、認知症対策の活動を現時点で比べると、他国は統合的・包括的支援の視点に対し、日本は実践者個々の技能向上の段階に映ります。
 制度として国によっては、高齢と障害の制度利用の区別や年齢制限がないため、例えば若年性認知症と診断された方の障害者施設利用が可能になるなど、認知症イコール高齢者にならない仕組みになっています。 
 それからオランダには、認知症の知識の普及と向き合う力をつけることが目的の「アルツハイマーカフェ」と呼ばれるサロンが国内に約200ヵ所あります。プログラムは、①ティータイム、②専門職による対話形式の説明、③休憩時間のダンスや踊り、④質疑応答、⑤歓談と流れ、本人・家族・近所の方など誰でも無料で参加できます。日本の「認知症サポーター」と重なる部分はありますが、異なるところは、認知症の方本人も参加の形式をとっていることです。全国的な認知症対策の要望調査においても、各地域のワーキンググループには認知症本人・介護者・支援者それぞれの参加を前提としています。

 以上、デンマークやオランダを例に挙げましたが、日本はOECD(経済協力開発機構)加盟国のなかでも高齢化率は抜きん出てトップ。4人に1人が高齢者の社会です。国民性や歴史的・文化的・宗教的背景など各国異なり、例えば認知症と診断された方・家族・介護者・地域の人などが共に過ごす場について、日本では肯定的か否定的か、各々抵抗はあるのかないのか、皆さんはどのように考えられるでしょうか。日本は高齢化率先進国。先を行く対策を講じ、他国へヒントを与える活動を地域視点でも進めていきたですね。

【回答者:瑞穂区東部・西部いきいき支援センター】
[PR]
by mizuhoikiiki | 2012-10-11 17:00 | ひとり歩き | Comments(0)